「日本書紀」にも登場する日本最古級の名湯
愛媛・松山にあり、3000年の歴史を誇る道後温泉。日本三古湯のひとつで、そのなかでも最古ともいわれます。道後温泉のシンボル道後温泉本館を中心として広がる温泉街は、足湯も各所にあり、浴衣で歩きたい街です。夏目漱石『坊っちゃん』の舞台としても名高く、昭和レトロのイメージもあります。アルカリ性単純泉のなめらかなお湯で、子供の肌にもやさしいものです。
松山駅から市電で25分ほどの道後温泉は、松山駅周辺も遊びどころ候補です。道後温泉周辺は、駅前の放生園から商店街を見て道後温泉本館あたりを歩くのもいいものですが、子供を遊ばせるスポットとしては松山駅周辺まで含めて検討するといいです。
市電ではレトロな機関車の形をした「坊っちゃん列車」が走っています。夏目漱石がわからない子供でも楽しい汽車なので、時間をあわせて乗ってみるといいでしょう。
西日本屈指の規模をもった動物園、とべ動物園。人気者のアイドル、ホッキョクグマの「ピース」をはじめ、約200種の動物が飼育されています。アフリカゾウの親子の姿を見られるのは全国でここだけ。檻ではなく、堀を使う「パノラマ展示」に力を入れています。動物たちとのふれあい、餌やりイベントも。元は道後公園にあったもので、1988年にこの場所へ移転したものになります。
大型児童館を中心に自然のなかで遊び体験ができる施設、えひめこどもの城。屋内遊園などで遊べる児童館「あいあい児童館」がある「こどものまち」、芝生広場と野外ステージの「イベント広場」、陶芸などの体験ができる「創造の丘」、乗り物系アトラクションがある「冒険の丘」、野外活動が楽しい「ふれあいの森」からなります。乗り物はボブスレーやサイクルモノレールなど。幼児から遊べる施設です。
現存天守で松山のシンボルの名城、松山城。伊予松山城とも呼びます。天守をはじめ、江戸以前から残る建物が多くあり、全国でも貴重なお城です。ロープウェイやリフトで向かう標高132mの勝山山頂に立ち、天守からは瀬戸内海までの眺望がひらけます。天守閣内の階段は急なので、小さい子供は気をつけてあげましょう。周囲の城山公園は全体が国の史跡に指定されていて、春には桜が美しいです。
道後温泉のシンボルの風格ある共同浴場、道後温泉本館。明治期の建物は国の重要文化財にも指定されていて、入浴にあわせて「坊っちゃんの間」、展示室などを見学することができます。お風呂は「神の湯」と「霊の湯」の2つあり、これに広間での休憩とお菓子を組み合わせていくつかの料金プランがあります。ファミリーでの利用なら休憩もしていくといいですね。道後温泉に来たら入らずに帰るわけにはいきません。
カラクリ時計や足湯などがある駅前広場、道後 放生園。道後温泉の駅前にある広場で、かつて伊佐爾波神社の境内にあった池を埋め立てたものです。道後温泉本館で使用していた湯釜から出る「足湯」、毎時0分にメロディに乗ってからくりが動く「カラクリ時計」、正岡子規の像に句碑などがあります。観光案内所を併設しているので、観光の情報収集にも。夜にはレトロなガス灯が灯ります。
道後温泉中心部にある大きな公園、道後公園。湯築城の城跡を整備した公園です。桜の名所としても知られます。市街の眺望が開けていますので自然と眺望の散策もいいですし、正岡子規の記念館や湯築城の資料館、再現された武家屋敷などがあり、歴史と文化を訪ねて散歩するのもいいです。ゆうぐ広場には子供向け遊具もあるので、子供を遊ばせるならここへ向かいましょう。
夏はプールになる県内唯一のアイススケート場、イヨテツスポーツセンター。アイススケートはメインリンクとサブリンクがあり、10月上旬～5月中旬に楽しめる、県内唯一のスケート場です。夏にはメインリンクとサブリンクがメインプールとサブプールになるほか、屋外のウォータースライダーも利用できます。スライダーには幼児用もありますので、小さい子供でも楽しめます。道を挟んでイヨテツボウリングセンターもあります。
カラダとアタマをたっぷり使う屋内アトラクション施設、空想こども天国 KIT PLAY。巨大ネット遊具「アミアミツリー」、バーチャルな大物釣り「ビックヒットフィッシング」、工夫たっぷりのボルダリング「カラフルクライミング」、巨大なふわふわ山「マシュマロジャンプ」、敵にボールをぶつける「ボールシューターズ」など、最新型のアトラクションをカラダとアタマを使ってクリアしよう。屋内なので天候に関わらず楽しめます。
伊予鉄道の歴史と変遷を見られるミュージアム、坊っちゃん列車ミュージアム。伊予鉄グループ本社ビルの1階にあり、明治20年からの歴史を知ることができます。各種資料のほか、1号機関車の原寸大レプリカが展示されていて、無料博物館ながら、鉄道好きなら楽しめると思います。写真撮影もOKなので親子で記念撮影はどうでしょう。スターバックスと繋がっていて、コーヒーを飲みながらでも機関車を眺めることができます。
子供が喜ぶ特別列車、予讃線 8000系 アンパンマン列車。岡山・高松駅と松山駅を結んで、8両編成で走ります。2001年から運行しています。車体、内装にアンパンマンのイラストが多数入っていて、1号車には虹をイメージしたカラフルな指定席「アンパンマンシート」もあるほか、デッキのウェルカムエンブレムで記念撮影ができます。森をイメージしたトイレやドキンちゃんの洗面台にも装飾が。
あったらいいな、が湧く湯宿、道後プリンスホテル。蜷川実花デザインの「TSUBAKI」、絵画のなかに入ったような「スケッチルーム」、愛媛のゆるキャラ仕様の「みきゃんルーム」など変わった客室があり、見学もできます。女将プロデュースの館内ディスプレイなど、趣向を凝らしたもてなしが溢れています。大浴場は道後でも有数の広さです。
明治レトロな雰囲気を味わえる旅館、ホテル椿館。明治期の西洋館を思わせる外観が目を引きます。エントランスではマドンナが出迎えてくれ、ロビーでは水軍太鼓ショーも行われるなど、特別な時間の演出をしてくれます。温泉は日本庭園を眺めながら入れるもので、落ち着きます。少し離れた場所に別館があり、湯めぐりもできます。
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