宮城蔵王に位置する遠刈田温泉。1601年(慶長6年)開湯とされ、足腰の病気に対する効能が高く湯治場として、また蔵王権現への信仰登山の基地としても賑わってきました。蔵王の豊かな自然のなか、庶民的な町並みに土産物屋が並ぶ温泉街があり、古くからの湯治場の雰囲気を感じさせます。温泉街には「神の湯」「壽の湯」の2つの共同浴場があります。
周辺の観光スポットとしては、観光牧場の蔵王ハートランドがほど近くにあり、釣り場に味覚狩りスポットなど。さらに足を伸ばせば宮城蔵王のシンボル御釜や、山岳観光道路の蔵王エコーラインなどの観光スポットがあります。冬にはスキー場もオープンします。
三大こけし発祥の地として知られ、頭頂に赤い放射線状の飾り、花飾りの胴が特徴のこけしは遠刈田こけしと呼ばれます。温泉街にはこけし工房も多くあり、散策がてら見て歩くのもいいです。